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図面の書きかた part2


part1.構想を修正する。

3.からの変更。

rock miniSDを固定する方法としては変更はありません。

両サイドの固定を、ケース側面の壁と共有することにします。
5.の絵がその形状です。



4.参考(内部透過図)

case4 構造を把握しやすいように透過図を作成してみました。

これで完成ですが、金型を作る場合は、次の5.の形状で作成する必要があります。


5.いきなり完成

miniSDcase すみません。手抜きです。
前面からの取出しが可能なように、前部壁を開放としました。
合わせて、フタの固定方法を変えてあります。

先回と同じ方向のツメですと、miniSD本体と干渉してしまうことによって、破損等の心配があります。
ツメをケース底に設定し、フタにはそのツメの入る穴形状を作成します。

ようやくポンチ絵からの構想通りの形状化に成功しました。

下の6.の図面をもっていけば、これでものは作れます。


6.図面

変更図面 完成形状を図面化しました。

意匠的な面(角の丸みや全体のdetailをつめる必要はあるか?と思いますが、
とりあえず、今回は完成とします。
各部の丸め等処理をしたデータは、後ほどUpします(^^;


商品としての完成度を上げるためには、意匠面にこだわる必要もあるかと思います。

上記のモデルとして、まず問題点は各部のエッジです。

直接触れる部分を、優しくするには、エッジの丸めが必要です。
この図面形状のままに金型作成に入った場合の、パーティング(割り面)面はすべてエッジとなります。
これは、金型制作上、片面彫り込みのほうが、両面彫り込みよりも易い(安い)から、
図面上の要求が無い限り、両面彫りとなる部分のエッジ処理はしません。
(もちろん当社では、打ち合わせの段階で確認させていただきますが・・・)

ヒンジ部エッジ 次に、やはりエッジ問題ですが、ヒンジを折り曲げた外側両サイドが問題となります。

これは、構造的(ヒンジ構造)問題ですので、なんらかの解決方法を検討することになります。
ヒンジを部品化することも一つの方法ですが、製品自体に比べ、大げさになりすぎる気がします。
この場合は、ケース形状を含めてなんらかの解決方法を考えることになると思います。


*当社の場合*
 *寸法単位は、特に指定の無い限りmmとしています。
 *○を表す寸法にはφ(ふぁい)を付けます。たとえば8mmの丸はφ8と書きます。
 *半径を表す場合にはR(あーる)を付けます。角に半径2で丸みを付けるようなときにはR2と書きます。


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